11月5日(日)
ここまで勝利のないJR。
苦しいシーズンとなっていますが、何とかきっかけを掴みたいところです。
今回はここまで全勝とJRとは対照的な結果を残している丸和運輸機関との一戦。
いつも以上に戦い方を絞って試合に臨みます。
丸和のキックオフで始まった前半。開始早々、丸和の勢いあるアタックに苦戦を強いられます。
相手の勢いあるアタックに対し、JRのタックルは全体的に高くなってしまい、
接点において確実にゲインを許してしまいます。
何とか倒すことができたとしても相手の速い起き上がりによりディフェンスラインを押し下げられ、
前半開始わずか5分で先制トライを奪われてしまいます。
同7分にも、こちらのキック処理のミスにつけ込まれ、立て続けにトライを奪われる苦しい立ち上がりとなってしまいます。
それでも13分。キックを有効に使い、敵陣深くへと侵入すると、
左ゴール前で得たラインアウトからモールを押し込み早い段階でのスコアに成功します。(ゴール成功 7-12)

その後も接点での劣勢は変わらず、反則を重ねてしまう展開となりますが、
ゴール前での防御においても何とか踏ん張り、一時は自陣からも脱して中盤での攻防に持ち込みます。
その中で先に糸口を掴みたいところでしたが、相手の鋭いプレッシャーにより肝心なところでのミスが相次ぎ、
徐々に相手へと流れが傾いていきます。
そして26分。センターライン付近での丸和ボールラインアウトから連続攻撃を仕掛けられます。
ここでも接点での確実なゲインを許し、こちらのディフェンスの枚数をどんどん減らされ、
最後は空いた左スペースにボールを運ばれ、どうしても欲しかった次の得点を献上してしまいます。
そこからはこれまでの粘りの反動からか、防げるはずの反則を犯してしまったり、
イーブンボールへの反応が遅れるなど、自分たちでリズムを崩してしまいます。
それを着実に得点へと繋げられ、7-32と大きく点差を広げられて前半の終了を迎えます。
ハーフタイムにおいて、もう一度自分たちのやるべきことを確認し、
何とか立て直そうと挑んだ後半でしたが、一度握られた主導権を奪い返すことは簡単ではありませんでした。
後半に入っても勢いが衰えない丸和の縦への圧力は、ここまでのシーズンの好調ぶりを反映しているかのようでした。
JRも必死のディフェンスで食らいつきますが、後半開始3分でトライを許してしまいます。

再開のキックオフでは敵陣深くへと入り込み、反撃を試みますが中々有効打を繰り出せず、
トライまで結びつけることができません。
その後もチャンスは続きますが、ラインアウトでの一つのミスから逆に一気に自陣へと攻め込まれ、
またしても勢いそのままに追加点を奪われます。

それでも自分たちのプランを崩さずにやるべきことを徹底し、何度か見せ場を作りましたが、
『チャンスで取り切る』という今シーズン最大の課題をこの日もクリアすることはできず、
最後まで追加点を奪えず最終スコア、7-75での敗戦となりました。
まさかの大敗となり、ショックが無いと言えば嘘になりますが、
一つ一つを思い返してみると、相手の接点での前に出る姿勢やイーブンボールへの執着心、
そして簡単に反則を犯してしまうこちらの緩さ等を比較すると妥当な結果と認めざるを得ません。
しかし選手達は、試合に臨むにあたってチームで統一した戦術を最後までやり切り、
苦しい試合展開の中においても何度も練習通りの場面を作り出し、
今後の試合を見据える上で、大きな収穫を得ることもできました。

今回の試合で得た感触をブラッシュアップし、良かったところそして改善すべき点を
チーム全体でしっかりと見極めて残りの試合に活かして行きたいと思います。
そして必ず結果に繋げます。

こんな結果ではありますが、チームは決して諦めておりませんので、
引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします。
トライ
M.O.M!!
選出理由:慣れないポジションにも関わらず相手の圧力を受けるスクラムにおいて、巧みにボールをキープしチームの戦術を支え続けた。後半に入っても低いタックルに入り続けるなどタフな一面も見せた。