カテゴリー: 戦評

ADラガー戦(関東社会人1-2部昇降格順位戦 二回戦)

1月28日(日)

先週のブリヂストン戦に勝利し、一部残留を決めたJR東日本。

同じく先週の試合に勝利し、二部から一部へと昇格を決めたADラガーとのシーズン最終戦に挑みます。

来シーズンの一部リーグで闘う相手である以上負ける訳にはいきません。

 

ブレイクダウンにこだわることを意識して臨んだ前半。

そのブレイクダウンで優位に立ち、敵陣22m中央付近の位置でペナルティーを獲得します。

まずはペナルティーゴールを選択し、この日原谷に代わりキッカーを務める11番本村が落ち着いて決め、

前半開始3分で幸先良く先制に成功します。

この日はキッカーも務めた本村
この日はキッカーも務めた本村

 

 

 

 

 

 

試合の入りとしては今シーズンで一番の出来と言っていい程の立ち上がりです。

このままJRのペースで試合を進められるかと思った矢先、再開のキックオフからキックによる陣地の

取り合いへと発展すると、カウンターを仕掛けてきた相手に簡単に走られ先制からわずか1分で逆転を許します。

 

 

 

 

 

試合開始5分で両チームが得点を挙げる展開となり、点の取り合いの様相を呈しますが、

その後も得点を積み重ねたのはADラガーでした。

JRが敵陣で主導権を握ってアタックを繰り返すも、アタック方向やサインの選択において

最良の判断を下せずトライまで結びつけられずにいると、次第にADラガーへと流れは傾きます。

アタックでのネガティブな結果を引きずってしまったJRは、キック処理でもたついている間に

あっさりと追加点を献上してしまいます。

悪い流れを断ち切れず、ラインアウトやディフェンスの局面においてもイージーなミスを繰り返し、

さらに3トライを加えられ、大きくリードを許してしまいます。

こちらも粘り強いアタックから最後は9番矢畑がペナルティーから速攻で仕掛けトライを奪いますが、

前半はこの1トライに留まり、10-33のスコアで折り返します。

 

逆転するために、もう一度自分達がやらなければならないことを徹底することを確認し、

まずは相手より走ることを念頭に置いて後半へ臨みます。

 

後半に入ってすぐに流れを掴みかけますが、キックをきっちりノーバウンドでキャッチし

勢いを保ったままカウンターを仕掛けてくる相手に対して、

タックルには入るもののボールを繋がれてしまい、先にトライを与えてしまいます。

この時点で30点差とされ逆転に向けて黄信号が灯りますが、ようやくJRにも火が点きここから反撃に転じます。

自陣からキックを使わずに攻め込み、相手ディフェンスを押し下げると、

左ライン際でボールを受けた15番増山が力強い走りでタックラーを寄せ付けず強引にインゴール飛び込みます。

持ち前のアタック力を存分に発揮した
持ち前のアタック力を存分に発揮した

 

 

 

 

 

 

その5分後、敵陣22m中央付近のブレイクダウンからテンポ良く右へ展開し、

13番植田から8番佐々木へと絶妙なパスが通り、ディフェンスラインを突破すると、

佐々木が華麗なステップで走り切り、追い上げムードが一気に高まります。

相手を置き去りにする佐々木のステップ
相手を置き去りにする佐々木のステップ

 

 

 

 

 

 

その後ペナルティーゴールを1本決められますが、JRの勢いは止まりません。

ハーフウェイから連続攻撃を仕掛け、敵陣ゴール前まで攻め込むと密集脇へ1番小谷野が勢い良く走り込み、

残り10分を残し14点差へと詰め寄ります。

良い角度で走りこむ小谷野
良い角度で走りこむ小谷野

 

 

 

 

 

 

早い段階で射程圏に捉えたいJRは、さらに波状攻撃を継続します。

途中相手ボールスクラムをターンオーバーするなど、流れを完全に掌握していましたが、

相手の意地のディフェンスを前に得点には結びつけられないまま、時間だけが無情にも過ぎていきます。

 

それでも諦めずトライを奪うため必死にアタックを展開しますが、最後は前のめりになったところをインターセプトされてしまい、

小谷野が懸命に追いタックルを繰り出し独走は阻止するものの、相手サポートに枚数で上回られトライは防ぐことができず

そのままノーサイドとなりました。(最終スコア 29-50)

 

後半に入って意地の追い上げは見せたものの、前半のビハインドが大きく響き最終戦を勝利で飾ることはできませんでした。

チャンスで取り切るという今シーズンの課題を最後まで露呈する形での敗戦となり、非常に残念でなりませんが、

これが現段階でのチームの実力と受け止め、まずはしっかりとチーム全体でシーズンを省みたいと思います。

応援してくださったたくさんの方々にとっては物足りない結果となり、誠に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、

このような結果だからこそ得られたものもたくさんあります。

今シーズンの結果が成長するために必要なものであったと、来シーズン以降に言えるようしっかりと糧にしていきたいと思います。

一年間見捨てずに応援してくださり本当にありがとうございました。

来シーズンもさらに精進して参りますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

矢畑の低いタックルはこの日も健在だった
矢畑の低いタックルはこの日も健在だった

 

 

 

 

 

 

トライ

31分 矢畑(ゴールキック 〇 本村)

52分 増山(ゴールキック 〇 本村)

57分 佐々木(ゴールキック × 本村)

70分 小谷野(ゴールキック 〇 本村)

M.O.M!!

1.小谷野

選出理由:スクラムで奮闘する傍らワークレートが高いことを、後半のトライと終了間際のバッキンタックルで証明した。

ムラさえ無くなればまだまだ可能性を秘めている選手の1人。
ムラさえ無くなればまだまだ可能性を秘めている選手の1人。

ブリヂストン戦(関東社会人1-2部昇降格順位戦 一回戦)

1月21日(日)

リーグ戦を1勝6敗の7位で終えたため2部リーグとの入替戦に挑みます。

相手は2部リーグを2位で勝ち上がってきたブリヂストン。

勝ち上がってきた勢いのある相手だけに、こちらも準備してきたことをきっちり遂行し、

主導権をしっかりと握りたいところです。

 

迎えたキックオフ。まずはキックを有効に使い敵陣に攻め入ります。

しかし、スクラム・ラインアウトのセットプレーを安定させることができず、リズム良く得点に結びつけることができません。

そうなると少し焦りが生じたか、接点における無理なパスや繋ぎが頻発し、悪循環に陥る悪癖が姿を現します。

それでも相手のキックを受けた本村がカウンターアタックでビッグゲインし相手ディフェンスを慌てさせると、

ブレイクダウンからテンポ良く空いた右スペースへとボールを運び、14番川島の先制トライが生まれます。

そのまま流れに乗りたいところでしたが、このトライでは悪循環を断ち切ることはできず

セットプレーからのアタックがちぐはぐになる等、中々主導権を握ることができません。

さらにブレイクダウン周辺での簡単なペナルティーやケアレスミスを重ねてしまい、

徐々に自陣への侵入を許し始めます。

自陣でもスクラムを安定させることができず、ゴール前に張りつけとなる苦しい時間帯を迎えます。

必死のディフェンスにより何度かボール奪取に成功しますが、相手のプレッシャーも激しくゴール前から抜け出すことができません。

それでも低いタックルに入り続け何とか凌いでいましたが、前半25分ついにゴールラインを割られます。(7-5)

これ以上勢いづかせないようキックで相手を後退させますが、こちらのディフェンスの一瞬の綻びを突かれ大きくゲインされてしまいます。

それをきっかけに前半の残りも自陣での闘いを強いられ、長引くゴール前での攻防も変わらず低いタックルで食い止めてはいましたが、

相手の気迫に押し切られ、前半終了間際に逆転トライを奪われてハーフタイムを迎えます。(7-12)

 

想定外の展開に多少の戸惑いはあったものの、もう一度自分たちのやるべきことを再確認し後半へと向かいます。

 

後半すぐに反撃といきたいところでしたが、後半に入ってもラインアウトで優位に立つことが出来ず、

試合の主導権を奪い返すことができません。

苦しい状況の中でさらにペナルティーを重ねてしまい、後半に入ってからもしばらくゴールラインを背負う展開となります。

何度もモールを押し込まれ絶体絶命の場面が訪れますが、

これ以上点差を離される訳にはいかないJRも気持ちのこもったタックルで応戦します。

そして今度はJRの気持ちが上回り、最後は原谷のジャッカルでペナルティーを獲得し何とかピンチを脱します。

次第に流れを引き寄せ始めたJRは、相手のラインアウトミスから敵陣へと侵入すると、

前半とは打って変わってスクラムからのアタックを無理せず自分たちの本来の形で進めると、

ゲインラインを着実に超え始め相手のペナルティーを誘発します。

相手がこちらのアタックに付いてこられていないと判断すると、後半から入った吉野が素早く仕掛けビッグゲインを演出すると

ゴール前のラックからタイミング良く走りこんだ小谷野にボールが渡り、ようやくスコアを12-12の振り出しに戻します。

原谷の難しい角度からのコンバージョンゴールも決まり2点をリードしますが、今日の試合はすんなりとは勝たせてもらえません。

何としても1部に昇格したいブリヂストンの猛攻を受け、試合終了まで残り10分を切ったところでJR陣内ゴール正面の位置で

ペナルティーゴールを与えてしまいます。これをきっちりと決められ、14-15と再度逆転を許してしまいます。

是が非でも負ける訳にはいかないJR。そこからは意地と意地のぶつかり合いです。

見てる誰もが結末を予想できない展開となりましたが、意地が上回ったのはJRでした。

自陣10m付近から果敢に攻めると、何度もラックを連取し徐々に相手ディフェンスを後退させます。

この土壇場においてボールをワイドに展開するも、ここでは無理な繋ぎやミスは見られず素晴らしい集中力を発揮します。

敵陣ゴール前まで深く攻め入ると、ブリヂストンが堪らずペナルティーを犯したところを、

またしても吉野が速攻で仕掛け、今度は相手タックラーを4枚かわし自らインゴールに飛び込み再逆転に成功します。(21-15)

それでも諦めないブリヂストンの最後の猛攻を受け、2度の決定的なピンチを迎えますが、

どちらも佐々木の必死のカバーディフェンスに救われ得点を許さず、21-15でノーサイドとなりました。

 

薄氷を踏む勝利で何とか1部残留を決めたものの、試合内容については結果が示す通り誉められたものとはなりませんでした。

リーグ最終戦から間隔が空いてしまった影響も多少はあったかもしれませんが、

苦戦の原因は、試合の組み立て方や試合前に意識すべきと話していたことが体現できないなど、

意識や試合に臨む姿勢によるところが大きく、試合間隔はほとんど言い訳になりません。

次のシーズン最終戦に向けてその辺りをしっかりと修正し、もう一度自分たちのやるべきスタイルを貫いて

結果はもちろんのこと納得してシーズンを終えられる試合ができるよう準備したいと思います。

内容が決して良くない中でも、この試合に負けなかったことはチームが大きく成長した証でもあります。

何度も心が折れそうな状況に陥りながらも、途中で折れずにきっちり逆転し最後まで守り切ったことは

来シーズンに必ず繋がることでしょう。

 

この日も遠い会場での試合にも関わらず、たくさんの方々が応援に駆けつけてくださり大きな力を与えていただきました。

いつもありがとうございます。

来週1/28(日)も遠方ではございますが、死に物狂いで闘い今シーズン一番の試合をお見せしたいと思いますので、

是非とも力を貸してください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

トライ

11分 川島(ゴールキック 〇 原谷)

59分 小谷野(ゴールキック 〇 原谷)

73分 吉野(ゴールキック 〇 原谷)

M.O.M!!

18.吉野

選出理由:後半から出場し確実なボールキャリー等により試合の流れを大きく変えた。最後はチームを救う起死回生の逆転トライを奪いチームを勝利に導いた。

とらい夢RFCブレイカーズ戦(関東社会人リーグ1部 七戦目)

12月3日(日)

ここまで勝ち星に恵まれないリーグ戦も今回の試合が最終戦となります。

全敗で終える訳にはいきません。

また対戦相手のとらい夢RFCブレイカーズは2部時代からしのぎを削り合った相手であり、

是が非でも負けるわけにはいきません。

 

いつも以上の気合が感じられた前半。

この日は15番増山のキックが冴え渡ります。

試合開始早々、相手ボールのキックオフを確保できず攻め込まれる時間がしばらく続きますが、

増山の好キックにより流れを断ち切ります。

そのまま敵陣深くまで侵入すると、相手が蹴り返したボールをカウンターアタックに繋げ、

前半5分、12番原谷がライン際を走り切り幸先良く先制トライを奪います。

原谷の先制トライ
原谷の先制トライ

 

 

 

 

 

 

それで波に乗り1トライを追加した直後、次はハイパントによりトライを演出します。

チェイサーがドンピシャで追いつくポイントへ増山が正確に蹴り上げると、

こぼれたボールを好捕した主将の鈴木がインゴールに飛び込み、さらに点差を広げます。

これで完全に流れを掴んだJRは、グラウンドを広く使ったアタックを展開し、

9トライを積み上げて前半を終えます。(61-0)

正確なキックと力強いランで流れを引き寄せた
正確なキックと力強いランで流れを引き寄せた

 

 

 

 

 

 

自分たちのペースで試合を進めることができた前半ですが、

その中でも生じた修正点を確認し、さらに高い質を求めて後半に臨みます。

 

そうして迎えた後半。頭から投入された18番吉野がまずは躍動します。

マイボールキックオフから、好タックルを繰り出しターンオーバーに繋げると、

イーブンボールを自ら拾い上げ、敵陣22m内までボールを運びます。

それを起点にノーホイッスルトライを奪い、前半からの流れを後半へと繋ぎます。

勢いを衰えさせなかった吉野のアタック
勢いを衰えさせなかった吉野のアタック

 

 

 

 

 

 

勢いが衰えることのないJRは、試合が進むに連れフォワードとバックスがますます融合していき、

縦と横にメリハリのあるアタックが機能し、着実に点差を広げていきます。

センスが光った髙井
センスが光った髙井
照井の突進
照井の突進
FWのボールタッチが多かった
この日はFWのボールタッチも多かった

 

後半の中盤、気持ちが切れないとらい夢の反撃にあい、自陣ゴール前まで何度も迫られますが、

この日はディフェンスにおいても自分たちの持ち味を発揮します。

今年1年間磨いてきた個々人のタックルを軸に、全員が前に出る姿勢で相手に決定的なチャンスを与えません。

最後は11番明石の鋭いプレッシャーが、相手のミスを誘いピンチから逃れます。

佐々木はバックスも逃がさない
佐々木はバックスも逃がさない
原谷と横山のダブルタックル
原谷と横山のダブルタックル
低い意識がチームに初完封をもたらした
低い意識がチームに初完封をもたらした

 

最大の危機を乗り切ったJRは、その後も集中力を切らさず、途中出場の19番田島が独走トライを奪うなど、

最後まで攻撃の手を緩めず最終スコア、117-0の完封でノーサイドを迎えました。

途中出場の田島も結果を残す
途中出場の田島もしっかり結果を残す

 

 

 

 

 

 

この日は最終戦ということもあり、試合開始から気持ちのスイッチが入っており、

やるべきことのビジョンがチーム全体でいつも以上に統一され、それらがプレーにもしっかりと表れていました。

その結果、最終戦にしてようやく本来の力を出し切ることができ、試合を迎えるまでの準備や気持ち、

そして試合の中での流れや勢いが、いかに大事なもので結果を左右するものであるかを身を持って認識することができました。

このことを忘れずに1月に行われる2部リーグとの入替戦に向けて準備をし、

今年の反省と悔しさを来シーズンにきっちりと晴らせるよう、1部リーグ残留に全力を尽くしたいと思います。

 

最終戦も応援に駆け付けてくださった皆様、いつも本当にありがとうございます。

皆様にもようやく喜んでいただくことができ、選手・スタッフ一同ひとまずホッとしております。

しかしもちろんこれに満足することなく、来シーズンはさらに楽しんでいただけるよう、

まずは入替戦に全力で臨みますので、シーズンの最後までご声援いただけますようよろしくお願いいたします。

ようやく本来の力を出し切ることができたJR東日本。応援を支えにさらなる高みを目指します。
ようやく本来の力を出し切ることができたJR東日本。応援を支えにさらなる高みを目指します。

 

 

 

 

 

 

 

トライ

5分 原谷(ゴールキック 〇 原谷)

9分 髙井(ゴールキック 〇 原谷)

12分 鈴木(ゴールキック 〇 原谷)

24分 佐々木(ゴールキック × 原谷)

26分 本村(ゴールキック 〇 原谷)

29分 増山(ゴールキック 〇 原谷)

36分 植田(ゴールキック 〇 原谷)

39分 明石(ゴールキック 〇 原谷)

40分 髙井(ゴールキック 〇 原谷)

41分 植田(ゴールキック 〇 原谷)

47分 照井(ゴールキック 〇 原谷)

51分 吉野(ゴールキック 〇 原谷)

63分 増山(ゴールキック 〇 原谷)

68分 田島(ゴールキック 〇 原谷)

72分 増山(ゴールキック 〇 原谷)

78分 本村(ゴールキック 〇 原谷)

81分 田島(ゴールキック 〇 原谷)

M.O.M!!

12.原谷

選出理由:ディフェンスでは相手のアタックを寸断するタックルを連発し、アタックにおいても冷静な判断でグラウンドを広く使うプランに大きく貢献した。コンバージョンキックも17本中16本を決めるなどチームを大勝に導く。

攻守に渡り身体を張った原谷
攻守に渡り身体を張った原谷

ワセダクラブ戦(関東社会人リーグ1部 六戦目)

11月19日(日)

5連敗で迎えたワセダクラブとの一戦。

2部時代にも対戦経験のある相手との闘いとなります。

 

この日は個人のボールを前に運ぶ力が非常に強い相手のアタックを封じるため、

まずはディフェンスで穴を作らずにきっちりとタックルに入ることを意識して前半に臨みます。

しかし前半開始早々、重心の低い相手に対しタックルが高くなってしまい自陣深くに攻め込まれピンチを迎えます。

何とかトライを阻止すべく、必死のカバーディフェンスを見せますが、相手の速い展開に溜まらずペナルティーを犯してしまいます。

そこから速攻で仕掛けてきた相手にラックを連取され前半2分にあっさりと先制トライを奪われてしまいます。

JRもすぐに反撃に転じるべく、再開後のキックオフから敵陣に侵入しテンポの良いアタックを展開しますが、

ゲインラインを突破したところでボールを落としてしまったり、最後のワンパスが繋がらないなど、

イージーなミスが重なりトライチャンスを失ってしまいます。

そうなると必然的に流れは相手に傾いてしまい、こちらのミスを逃さずビッグゲインに繋げられ、

逆に一気にトライまで持っていかれてしまいます。

それでも前半15分。負けじと敵陣にてアタックフェーズを重ねます。

フォワードとバックスが一体となった流れの良いアタックにより相手のペナルティーを誘発すると、

ゴール前での攻防を制し最後はフッカーの関が意地でインゴールに飛び込みます。(7-14)

関のトライ
関のトライ

何としても次の得点を奪いゲームの流れを取り戻すべく、ワセダクラブの勢いあるアタックに対し

ようやく機能し始めた組織ディフェンスで抵抗します。

低く決まりだしたタックルと相手のミスも相まって流れを断ち切ったかに見えましたが、

中盤地域でのノープレッシャーの局面においてパスミスを犯すなど、

こちらも簡単なミスを連発し、それをきっかけにトライを奪われ7-21と再びリードを広げられてしまいます。

前半終了間際にも敵陣22m内でフランカー武藤の好判断によりターンオーバーに成功し、

ビッグチャンスを迎えますが大事に行き過ぎた結果、ここでも『トライを取り切る』ことができません。

その後さらにもう1トライを献上し、7-26で前半を折り返します。

武藤の低いタックル
フランカーで今シーズン初先発となった武藤の低いタックル

 

ハーフタイムにおいて前半リードを許す原因となったイージーミスを無くすために、

それぞれが意識すべきことを再確認し、後半まずは先に得点を奪うことを目指し後半に臨みます。

 

そして迎えた後半。

まずは中盤地域にてボールを確保し、アタックを展開します。

しかしミスを無くすことを意識しすぎたのか、アタックが近場ばかりを攻める単調なものとなってしまい、

結果相手のタックルの餌食となり、最終的にノットリリースザボールの反則を取られボールを失います。

何度もチャンスは演出するが・・・

そこからラインアウトモールを押し込まれ、非常に手痛い追加点を奪われ後半に入っても流れを変えることができません。

その後もさらに勢いづいた相手のアタックを、中々ゲインライン上で食い止めることができず、

次第に点差を広げられていきます。

アタックにおいてもイーブンボールを確実に抑えることや、接点でのボールコントロールが徹底できず、

モールで1本トライを奪うにとどまり、最終スコア14-59でノーサイドを迎えることとなりました。

 

この日もこれまでの試合同様、『イーブンボールを確実に抑える』『接点でのボールコントロールを丁寧にする』など

戦略・戦術の前にラグビーだけではなくボールゲームの基本である『ボールを大事に扱う』ということを

もう少し意識するだけで防げたトライや逆に奪えたトライはいくらでもありました。

非常に基本的なことではありますが、だからこそその部分ができていなかったために、

今シーズンここまで苦しむこととなってしまいました。

次のとらい夢戦はリーグ最終戦となります。

最終戦こそ全ての土台となる基本プレーを大事にし、自分たちが本来持っている力を出し切って

納得できる試合をするためにも、もう一度しっかりと準備をして臨みたいと思います。

 

この日も遠方にも関わらずたくさんの方々が応援に来てくださいました。

今シーズンここまで我々以上にもどかしい思いをさせてしまっていることかと思います。

最終戦ではそのもどかしさを晴らせるように全力で挑みますので、

どうか最後まで共に闘っていただけますようよろしくお願いいたします。

最終戦に期待したい

 

トライ

19分 (ゴールキック 〇 原谷)

64分 鈴木(ゴールキック 〇 原谷)

M.O.M!!

13.植田 直人

選出理由:劣勢となった試合展開の中で一試合を通じて好タックルを連発し存在感を示した。アタックにおいても力強い姿勢でチャンスを演出した。

丸和運輸機関戦(関東社会人リーグ1部 五戦目)

11月5日(日)

ここまで勝利のないJR。

苦しいシーズンとなっていますが、何とかきっかけを掴みたいところです。

今回はここまで全勝とJRとは対照的な結果を残している丸和運輸機関との一戦。

いつも以上に戦い方を絞って試合に臨みます。

 

丸和のキックオフで始まった前半。開始早々、丸和の勢いあるアタックに苦戦を強いられます。

相手の勢いあるアタックに対し、JRのタックルは全体的に高くなってしまい、

接点において確実にゲインを許してしまいます。

何とか倒すことができたとしても相手の速い起き上がりによりディフェンスラインを押し下げられ、

前半開始わずか5分で先制トライを奪われてしまいます。

同7分にも、こちらのキック処理のミスにつけ込まれ、立て続けにトライを奪われる苦しい立ち上がりとなってしまいます。

それでも13分。キックを有効に使い、敵陣深くへと侵入すると、

左ゴール前で得たラインアウトからモールを押し込み早い段階でのスコアに成功します。(ゴール成功 7-12)

モールで反撃のトライを奪う
モールで反撃のトライを奪う

その後も接点での劣勢は変わらず、反則を重ねてしまう展開となりますが、

ゴール前での防御においても何とか踏ん張り、一時は自陣からも脱して中盤での攻防に持ち込みます。

その中で先に糸口を掴みたいところでしたが、相手の鋭いプレッシャーにより肝心なところでのミスが相次ぎ、

徐々に相手へと流れが傾いていきます。

そして26分。センターライン付近での丸和ボールラインアウトから連続攻撃を仕掛けられます。

ここでも接点での確実なゲインを許し、こちらのディフェンスの枚数をどんどん減らされ、

最後は空いた左スペースにボールを運ばれ、どうしても欲しかった次の得点を献上してしまいます。

そこからはこれまでの粘りの反動からか、防げるはずの反則を犯してしまったり、

イーブンボールへの反応が遅れるなど、自分たちでリズムを崩してしまいます。

それを着実に得点へと繋げられ、7-32と大きく点差を広げられて前半の終了を迎えます。

 

ハーフタイムにおいて、もう一度自分たちのやるべきことを確認し、

何とか立て直そうと挑んだ後半でしたが、一度握られた主導権を奪い返すことは簡単ではありませんでした。

 

後半に入っても勢いが衰えない丸和の縦への圧力は、ここまでのシーズンの好調ぶりを反映しているかのようでした。

JRも必死のディフェンスで食らいつきますが、後半開始3分でトライを許してしまいます。

原谷の低いタックル
原谷の低いタックル

再開のキックオフでは敵陣深くへと入り込み、反撃を試みますが中々有効打を繰り出せず、

トライまで結びつけることができません。

その後もチャンスは続きますが、ラインアウトでの一つのミスから逆に一気に自陣へと攻め込まれ、

またしても勢いそのままに追加点を奪われます。

何度も見せ場は作るが・・・
何度も見せ場は作るが・・・

それでも自分たちのプランを崩さずにやるべきことを徹底し、何度か見せ場を作りましたが、

『チャンスで取り切る』という今シーズン最大の課題をこの日もクリアすることはできず、

最後まで追加点を奪えず最終スコア、7-75での敗戦となりました。

 

まさかの大敗となり、ショックが無いと言えば嘘になりますが、

一つ一つを思い返してみると、相手の接点での前に出る姿勢やイーブンボールへの執着心、

そして簡単に反則を犯してしまうこちらの緩さ等を比較すると妥当な結果と認めざるを得ません。

しかし選手達は、試合に臨むにあたってチームで統一した戦術を最後までやり切り、

苦しい試合展開の中においても何度も練習通りの場面を作り出し、

今後の試合を見据える上で、大きな収穫を得ることもできました。

ゲームを作った増山のキック。
ゲームを作った増山のキック。

 

今回の試合で得た感触をブラッシュアップし、良かったところそして改善すべき点を

チーム全体でしっかりと見極めて残りの試合に活かして行きたいと思います。

そして必ず結果に繋げます。

必ず成果に結びつける。
鈴木主将を中心に前を向く。

 

こんな結果ではありますが、チームは決して諦めておりませんので、

引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします。

 

トライ

13分 佐々木(ゴールキック 〇 原谷)

M.O.M!!

8.佐々木 滉介

選出理由:慣れないポジションにも関わらず相手の圧力を受けるスクラムにおいて、巧みにボールをキープしチームの戦術を支え続けた。後半に入っても低いタックルに入り続けるなどタフな一面も見せた。